from NewYork

ルイサ: アーティスト・デザイナー・モデル

ルイサ Artist・Designer・Model

▼Profile

Luisa(ルイサ)

アーティスト・デザイナー・モデル

ベルリン生まれ、アメリカ育ち。

NewYork、Pratt Institute(プラットインスティテュート)大学に入学してデザインを勉強。

ニューヨークのブルックリンを拠点に活動しているアーティストであり、デザイナーです。

数年前からモデルとしても活動を始めキャリアを広げています。

 

 

my story

ドイツのベルリンで生まれ、小さい時に家族と一緒にアメリカに移住してきました。

子供の頃から映画が好きで、特にニューヨークを舞台にした「プラダを着た悪魔」「メイドインマンハッタン」などを観ていましたね。

そのせいかニューヨークには憧れて、それが“いつか独りで住んでみたい!”っていう気持ちに変わり、どんどん強まっていたと思います。 

ニューヨークのデザインやファインアートで有名な『プラット・インスティテュート』という大学に入ることができたので、その長年の夢はすんなりとかない、ブルックリンに住むことになったのですが、今度はここでアートディレクターになるという新たな夢を追いかけることになったんです。

それまでも強く願って頑張れば、思いがかなってニューヨークに来れたり、好きなことを勉強できたり…。

だから私は、信じてやっていけば、どんなことでも絶対に自分のなりたいかたちになれるぞ!って思っていて、この新たな夢にも“諦めないで頑張る!”っていうのをいちばん大切にしているんです。

そして10年後、ニューヨークにいてファッションのキャンペーンを監督したり、他のクリエイティブを家族と私で楽しんでいる。そんなふうになれたらいいなあって思っています。

私のクリエイティブマインド〜私がモデルに!?

小さい頃から絵を描くことが好きで、高校を卒業してからは自然の成り行きでグラフィックデザインを勉強するようになりました。

いつもアートとデザインの両方に興味を持ってきたのですが、違った分野のことを同時にするより、アートディレクションという仕事なら、写真や動画、ブランディングなどのいろんな違った分野のクリエイティブをまたいで出来る仕事なんだって気づいたんです。だから今は写真やファッションなど、いろんな分野のことを勉強し始めました。トッドオールダムやヴィヴィアンウェストウッドって、いろんな分野のものをプロデュースしているじゃないですか。あんな感じをイメージしているんです。

モデルという仕事を始めたのは、いろんなクリエイターやアートディレクターと仕事が出来てそれを勉強できる。私にとってはすごくいい機会をくれるものなんだって、ある日気がついたから。

でも、小さい頃からいつもずっとセルフコンシャスだった私は、自分のいろんなこと、例えば鼻の形やソバカス顔のことや肌が白過ぎるくらい白いことなんかを、すごく気にしていて、それがひどい時もまあオーケーな時もあり、そういう気持ちに引っ張られる“心ののアップダウン”にずっと苦しめられてきました。  

そんな感じだったので3年前にニューヨークのモデルエージェントとサインを交わすまでは、モデルをするなんてこれっぽっちも考えたこともありませんでした。

私のイメージするモデルたちと比べたら、あまりにも身長が低すぎるし、スリムでもなかったから。

でも、『UNITE UNITE』というモデルエージェントを知って、彼らの“いろんな人の個性を尊重してその人たちをリプレゼントする。”という考えにすごく共感して…。

やりたくなったから、やってみたんです。

そして気がついたのは、自分のコンプレックスに対する気持ちが少しずつ変わってきたこと。

前は嫌だった自分の特徴が、この業界では、活躍できるポジティブな個性となっているなんて、すごいですよね。

それを知って、いろんな人を見ていると、形は違ってもみんな私のようにそういうものを持っているんだなって理解できるようにはなりました。

でも、自分のボディーイメージに対する悩みとは今でも戦っています。

それが自分の個性で魅力なんだって自分に言い聞かせているんですけどね。

今でもそう思える時もあればそうじゃない時もあるっていう感じで不安定だなって思います。

To love yourself

“嫌だなって思うところも合わせた全ての自分を受け入れる。”というか、「すごいでしょ!」っていえるくらいにポジティブにならないと、自分を本当に好きになることなんて難しいし、自分らしくいれるってこともできないんでしょうね。

こういうことって誰もが感じて乗り越えていくようなことなのかなって思うんですけど、いつ自分もそこにたどり着けるのかなあって…。

努力はしているんですけどね。

元気を出すために

心や体が疲れた時は、自分一人の時間を持つようにします。

その時々でやることは、違うんですけど…。 

例えば、地味ですけど部屋に閉じこもって、ただ何もしないでくつろいだり、

外に出て近所の散策をするというのもすごく気分転換になりますね。

そうすると、いつの間にかリフレッシュして元気が出ている感じですね。

一人になれないなら、どこででもメディテーションをして、自分の空間を作り出すのが効果的!って、最近気がつきましたね。

心の調子を保つためには、なるべく毎日同じ日課をするようにするのがわたし流。

例えば1日きまって3回歯を磨くとか…(笑)。

朝起きたら、まずは外に出てジョキングするのも毎日の日課。その後は呼吸を整えつつ静かに瞑想タイム。

これで1日のはじめにエネルギーが出て、何かやる気が湧いてくるんですね。

スキンケアも気に入ったら同じものをずっと使い続けます。

ココナッツオイル、Weledaスキンフードクリーム、クレイマスクは、私の必須の『美容三大アイテム』で、これ無しでは絶対にやっていけません。

顔と体を保湿して潤わすのにはココナッツオイル。

冬に特別に乾燥するときは、さらにweledaのスキンフードでトリートメントします。

敏感肌なので、時々出てくる湿疹対策にも使ってますね。

泥のフェイスマスクは、すごくナチュラルに肌の不純物を取り去ってくれるので好きですね。

自分のお手入れはシンプルですけどちゃんとやる。そうすると自分が愛おしくなるしもっと大切にしたくなるんです。美容のセルフケアは肌だけじゃなくって心とも結びついているって感じるから絶対に欠かさない毎日の大切なルティーンですね!

自分を触るって自分を感じることですから!

 

Photos :  Mikako Koyama

インタビュー・文 : Yasuo Yoshikawa