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大人の透明感を感じる女性が美容本を出した

10代の若い女優さんがデビューして注目されると、必ずと言っていいほど“透明感があるね”っていわれます。そして大人は、“透明感は若い時にしか…。”って思っているかもしれません。そんなマジカルな言葉、“透明感”って具体的になんなのでしょうか?

透明感があるっていわれる人を考えてみると物理的にもマインド的にも「その人となりが透けて見えること」だと僕は思うのです。だとしたら、何歳の女性でも実は透明感を持てるはずって僕は確信しているのですが…。

若い女性がやみくもにもてはやされる日本では、大人の変化を自覚しはじめると、ついそれを隠したがる。その隠蔽的なメイクに覆われるとその人らしさも不透明に見えなくなります。

この本は、“奇跡の62歳”と言われるほどにみずみずしい透明感を持つ女性、美的グラン編集長の天野佳代子さんの初の美容本で、“奇跡の62歳は奇跡ではなく必然”という風に始まります。

もし透明感はすべての女性が持てると理解しても、それを魅力的に見せるには、いかに自分の素材をメンテインしていくかというところが大切だと僕は思うのですが、

この本では、天野さんの経験に基づいた、奇跡のようにも思わせてしまうその美容メゾットを徹底的に語ってくれつつも、マインド的なアドバイスもしてくれているのです。

自分の変化が気なりだした女性にオススメの本だなって思いました。

吉川康雄