宝居さんの作品をunmixloveから紹介します
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宝居 智子・画家
TOMOKO HOKYO ・ ARTIST
いちばん伝えたいことは愛
文・宝居 智子
自分に自信が持てず、自分自身を否定してしまう人が多い昨今ですが、自分を愛すること、大切に思うことは、自分以外の人や物を愛おしく思う気持ちと繋がっていると思うようになりました。
自分を大切にすることは悪いことではなく、とても大事なことなのだと気付いた時、見える景色も変わってきたように感じます。
子どもの頃に住んでいた家の正面に立派な桜並木がありました。
桜の種類は染井吉野でしたが、その中に一本だけ八重桜があり、桜が散り寂しく思った頃に八重桜は蕾を膨らませ鮮やかに咲いてくれるので、当時の私は毎年それを楽しみにしていました。
桜の化身のような女の子を描いた作品です。
少し大人びた様子の彼女は、早く大人になりたいという意思を表しています。
子どもに対して、子どもではなく一人の人間として見て欲しいという想いを込めて描きました。
花を愛でるように私も愛して欲しいと、美しい瞳で少女は見つめます。子どもは皆、愛されるべき存在なのです。
美しくもあり、津波など恐ろしさも秘めている海を、
純粋で愛らしくも時に残酷な子どもと重ねて描きました。
円形で制作をしたところ、潜水艦の窓から覗いているようで可愛いとのご感想を多く頂き嬉しく思いました。
森林破壊により植物が減少している中、私たちは食物連鎖によって自然と支えあって生きていること、生命の根幹であることをテーマに自然への愛を描きました。
ピンク色をテーマに描いた作品です。
ピンクを主題にしたかったので、あえて描写は抑えシンプルに制作をしてみました。
ピンク色から連想される「女性的」「幼さ」「エロティック」「弱さ」等のイメージはどうして生まれたのか。
ピンクとは何かを考え描いた作品です。
来年、ピンクとは何かをテーマにした個展を伊勢丹新宿店にて開催予定です。[会期:2020年5/6(水)-12(火)]
https://www.tomokohokyo.com
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